ドリーム カム トゥルー

日本ジャズの大きな飛躍を示す名演奏を繰り広げたピアニスト市川秀男さん。彼の演奏を聞いたのは20年以上前のことだった どこだか覚えてないが 素晴らしいテクニックに私が好きなタイプ
のタッチ う〜ん雲の上の人とういか 
もうジャズ界では有名で でも いつか なんていう夢があった。その時点でプットイン が今年高岡けいこ先生のCDで市川秀男さんの音を聞いた。
やっぱりいい 市川さんのピアノで歌ってみたい ぼんやり考えていた。夢は夢のままで かな?

私はいいピアニストやべーシストは初めてでも緊張しない もっともプロだから そのへんは当り前か しかしアマチュアや失礼ながら自称プロは心配になってしまう 

歌の伴奏はインストより難しいと思う その事は以前書いたと思うが 
先日とある楽器のセッションに行った(お付き合いで)ピアノの女性が弾いていた アマチュアとしてはうまいと思う で私が歌手であるとわかると歌伴をやりたいから なにかあったら宜しくと言われ名刺をいただいて 「はい」と言ったが 二度と会う事はないでしょう。

話は前後するが 夢は意外にも早くやってきた 市川さんのライブがあるので譜面を持ってくるように 「うそ〜 いいです 聞くだけで」とは言ったが しっかりバックに譜面を持ちでかけた。

私がつくとすでに演奏が始まっていた いた〜市川さんが (ずいぶんお年をめされて)でも素晴らしい お客さまは男性ばかり  とそこに女性が入ってきた 分かるのよね 臭いで同業者って

一部が終わり休憩に 私の前に座った女性が振り向いた「塩川ゆう子さんですよね」きた〜 やっぱね ヴォーカリストだった 「歌われるんですか?」「??譜面を持ってきてないから」と嘘ついた。
歌うつもりできたが もし そんな場面がなかったらと考えたし 大御所のピアニストに譜面わたす必要はないと考え始めた 譜面出すのが失礼にあたるかなとか その彼女 見かけと違い結構面白い人でした。

二部が始まると「今日は湘南の歌姫がいらしてます」どこで仕入れたかその言葉 
湘南たって広いんですよ どこまでが湘南かわからないけど きっとJRでやってきたんだなと思われてるのか 住まいは横浜だし (茅ヶ崎ジャズクラブが昔つけたニックネームで仕事は横浜が多いのに) 私ははるばるやってきたみたいな まいいか 立ちあがった瞬間 やっぱりいつもの
ステージのヘヤーにすればよかった (みんな知ってるよね 今金太郎さんみたいなヘヤーだって)なんでこんな事考えてるんでしょ 

ドリーム カム トゥルーの瞬間です 曲名とキーを言うと イントロが始まる
私が出したテンポと多少違う お客様に分からないように後ろ手で軽くポンポンとピアノをたたくとすぐ察知してくれ
そこは流石 市川さんのピアノを楽しみたいのでベリースローの曲 そしてもう一曲はルバートからボサノバへ 小杉敏さんのベースもしっかり肌で感じました

終わって市川さんを振り向くと うなずいて拍手してくれた でもなんか物足りない
何だろう?席に戻り隣の人を見ると 録音している あそうか!一緒にやった記録がない

でも皆さん 海外では無断録音はオーケーをとらないといけないのですよ 大体NO!と言われますが 日本でもいけないのです