スーパーマンも病気に勝てない

私たちの大好きな父が癌になりました。とてもショックな出来事でした 昨晩は実家で父を励ます会と言わずクリスマス会という名目で各自お料理を作り(勿論私は簡単なサラダ担当)あら?でもクリスマスっぽくない なんで?そうなんです。音楽がない BGMがない これってすごく大切なこと ってことで私が歌を…っていう気持ちになれない どこかで明日の手術のことが頭から離れない 父は私にとって昔からスーパーマンだった どんな時も父に相談すれば解決する 初めてそう思ったのは高校受験の時 試験で何もできなかったような気がして帰ってきて布団をかぶって泣いていた。そこに父が来て「もしこの学校がダメでも00学園の理事長を知ってるから」といった 高校浪人しなくても済んだ・・と思った瞬間 それから何度も苦境に立った時父は助けてくれたような気がする。優しくて 威張らなくて頭がよくて まぁ財力もある 誰からも慕われる そんな父を親に持って私はよかった。
スーパーマンも病気には勝てない 塩川家の一大事 3姉妹は父のためなら団結する…といったってこんなことぐらいしかできないけど 
当日一番下の妹が父を車で迎えに行き ずっと付き添ってくれた 私が病院に着いた時にはもうすでに手術室 そこから延々と時間が過ぎていく 5時間6時間 みんなも言葉が少なくなって どうしたんだろう 失敗しちゃったのかなぁ 高齢だから とそこに看護婦さんが「きれいな夕日ですよ」「あんたねぇこんな時にそんなこと」と心では思ったがきれいな夕日に感動 ここは個室1泊2万近い これは母が大部屋といったところ父が「俺は大部屋は嫌だ個室にしてくれ」と。そのくらいの微々たる贅沢は許される まぁ広くてシャワールームもあればソファーもある そんなことよりどうしたのどうしたのどうしたの???????
暗くなったころ看護婦さんが「先生のお話が」と 終わった!!そして酸素マスク?呼吸器?をつけて半分寝てるような父と対面できた  「じゃみんなで食事して帰るから」と言ったら か細い声で「俺の財布から持っていけ」どこまでも優しい父であった 早く元気になった姿が見たい 一晩たってどうなったか?まだまだ元の元気な顔を見ないと安心できない