私は終わったことは気にしないんだ

昨日コンサートで沢山チケットを買い求めてくださった方に お礼の電話をしていた。色々な話になり 「そういえば歌手のDさんが来ていたね 以前彼のライブに行ってえらい目にあったよ お店も悪いカラオケで歌っていた・・・あれこれあれこれ・・・」「そうだったんですか」ライブやコンサートに来てくださった方が不快な思いをして帰られるというのは 絶対あってはならないこと そんな話の後 そのDさんから電話がかかってきた。私はコンサートの翌日にお礼の電話を入れてる なのに何の用か?「声も出ていて 素晴らしかった でもなんでアンコールの曲ルバートの後すぐコーラス歌い出したの イントロ4小節とか8小節あるでしょ あれだめだよ しっかりまって・・・・」と初歩的なことを注意された この曲は何十年も歌ってる アンコールだからリハーサルもしていなかった。あがっていたわけでもなんでもない こんな間違えはめったにない 私はルバートの最後のところでカウントを出して歌い始めた しまったとも何とも思わなかった。あははってな調子でステージから降りてあいさつしながら握手して回った。後でそんなこと問題にもならないし 私的には全然忘れてしまっっていた。先日お礼の電話した時もサックスやベース ピアノ ドラムソロを回したことをすべきではないと言われた。ジャズのナンバーだったので12曲中2曲だけやったのです。それを注意された・・・なんで私がしたいからやったのに。いちいちあらさがしみたいな・・昨日今日歌いだしたわけじゃない 来てくださいお願いしますと誘ったわけでもないのに 今頃なんなんだ・・ミスしたことなど終わってしまったから仕方がない イントロが4だの8だの分かってる それでお客様が怒ってしまったわけでもない 怒っているのはあんたのほうだよ・・と言ってやりたかった。私の師匠というかビックバンドのリダーである故宇山恭平氏は昔コンサートで私がちょっとミスして「すいませんでした」と言ったら「僕は終わったことは気にしないんだ ゆう子さんもこれから そうしなさい」と言われた。それから終わってからミスしてもくよくよしないし 気にしないでいる 音楽以外のことはだめなことがあったら反省しますが 完璧はないからね
お客様の楽しかったという言葉だけが聞きたいだけだから 不快な思いをさせないことが第一だから 引退した人は言ってみたいんだね