ファド

テレビのアナログ放送もあと十数日・・普段ほとんどテレビは見ない私です。もう写らないと思うともったいないのでつけてみた なんの番組かわからないが 一人の外国人女性のコンサートシーンが写っていた。オペラ会場みたいな所だった。その歌はファドと言ってポルトガルの代表的な民謡だ。
初めて聞いた音楽に驚愕してしまった。 彼女は歌うというより声を使ってものすごい演奏をしていた。ファルセットと地声を自由自在に操る感じだ
そもそもファドというのは1800年頃売春婦や下層労働者達の間から生まれ出したものらしい。歌の内容は恋愛などの哀愁が満ちたもの
ポルトガルリスボンにはファドを聞かせるカフェが何軒もあるらしい ギターに歌だがノーマイクである。
そのお店の1軒に老舗がありそこに出る事はファドの歌手にとって大変なことらしい そこに25歳の歌手がいたのだが 
「あなたは若いけど・・・」という質問に「私は6歳からファドを歌っているから 若いと思わない」きぇ〜気が強い それに子供がいて生きていくことが歌なんだと言い切った。
生きるために歌ってお金を稼ぐのではなく 歌う事が生きる事 歌えなかったら自分は存在しない
という事・・・なんかすごい
最初に見たコンサート会場の歌手は名前は忘れたがメジャーな歌手らしいが穏やかで アーティストという感じ
カフェの歌手は私には上手いが気が強くが好きになれない感じだが どちらも私にはすごいと感じた。