ヴァーグカンパニー

先日中学の英語の先生と長電話 先生からランチのお誘いを受けてしまった。
何年か前に中学の同窓会があり それ以来 ランチライブに御招待したり 実家に桜を見に来ていただいたり 担任の先生ではないのに 親しくしていただいてる。
パフォーマンス豊かな分かりやすい指導は今でも目に焼き付いている。
ジャズヴォーカルという 英語を使う職業なのに 英語は中学では得意でなかったし 大学の4年間はドイツ語とフランス語をとっていた。

ジャズヴォーカルを習う人は英語が得意な人 例えば帰国子女や英文科 英語を使う仕事の人が多かったり まったく苦手だがジャズが好きという どちらかである

私は実はどちらでもない 大学4年の時 あるホテルのサパークラブに行って カルチャーショックを受け オーデションをカンツォーネで受けたのでした。卒業と同時にプロの歌手としてステージに立ったのだが ある事務所にスカウトされて 一旦は仕事をやめてジャズの手ほどきを沢田靖司ヴォーカルスクールで受け 事務所の仕事をしていた。今でも覚えているが 事務所には4人の
新人ヴォーカリストがいた 4人で代わる代わる高崎のホテルのラウンジに1週間泊まり込み毎晩
歌うのだが それが辛くて 高崎女子収容所と言っていた。
今考えると3食昼寝付き 夜はシンガーとギターのバンマスのレッスン いいよね〜 最初にレコードデビューしたのは仲村ひろみちゃん世良譲トリオでレコーディング テレビに出たり ライブハウスに出たり 次は私の番だったが
事務所とトラブルを起こした(どういうトラブルか言えない)なにしろもう 「ヴォーカルはやめて音楽の先生でもします」と社長に言いきって事務所を出た。
その結果ヴォーカルレッスン費は自費になり 沢田師匠の取り計らいで横浜のホテルで又オーデションを受け元のサパークラブに逆戻り 出戻り その後4人の名前は聞かなくなってしまった。

数年前高島屋のエレベーターの中で仲村さんらしき人に出会ったが なんとなく普通の主婦らしい
雰囲気で声もかけずらく 地味目で事務所の派手にしろという方針ではないような でも品のいい
セレブ的雰囲気はありましたが

現役で頑張っているのは 私だけかな 
事務所の名前はヴァーグカンパニー 渋谷に事務所があった