面白いピアニスト

昨日は関内ジャズイズに自転車で出かけました。すでに演奏は始まっており 
真ん中の一番いいテーブルに座ったが なんとなく落ち着かないがカウンターだとベースの稲葉国光さんが見えないし ピアノも見えずらい とステージからたばこの煙 なんで?よく見ると ピアノの山本剛さんが右手でピアノを時々横を向いて たばこを吸っていました。(ピアノは横になってるので客席から見えない) でもたばこを吸いながら ピアノを弾く人は初めて 今日は山本剛さんのピアノが聞きたいというのと ジャズイズは来た事ないので 稲葉さんが出ているから(ひとりで初めてのお店は行けない)

くる途中GIGの前を通ったらトランペットの村田浩さんのバンドがライブをしていたが お盆のせいかお客さんが数人 ここも 私を含めて5〜6人 でもバーバーバーは高橋ゲタオさん率いる
ラテンバンドで盛り上がっていたらしいが

店内はクーラーが効きすぎて寒いのと なんとなく温かみのない配色とシンプル過ぎるのか少し暗い気がしたが 演奏はごきげん 一見おばさん風の白髪まじりの髪を束ねた山本さん コンサートや追悼セッションで聴いたが トークを聞くのは初めて おかしい 首からカエルのポーチを下げてるのもユニーク 山本剛さんは独特のピアノを弾かれる 左手が2拍3連になる彼特有のテクだ
曲もマニアックな曲かなと思いきや 枯葉や二人でお茶をなどがどんどん転調していったり
ステージが終わると稲葉さんが山本さんに私を紹介してくれた。見た目も面白いが人間も面白い小太りのおばさん(失礼)

2部はリクエストタイム お客さんは4人全員がリクエストをする事に ムーンリヴァーやキャラバン 誰でも知ってるおなじみの曲 私はチョット意地悪して聴きなれない曲を「うん」といって弾きだしたてくれたが
Aメロまではいったがサビが違う? 「忘れちゃった ていうかサビが分かんな〜い これにコードが入ってるはず」と言いながらカエルのポーチから携帯だしたが
「あれ?ないやエヘへ」私が想像してたピアニストと違う面が 
そうお客さんとけっして溝を作らない素晴らしい人だと分かりました そして月の砂漠(つきの〜砂漠を〜は〜るばると〜たびの〜らくだが〜です)をソロでしっとりと うーんいいな 
終わると「最後のあれですか〜」と常連らしき人が すると(あ〜んた〜お酒を〜くださいよ〜と山本さんが歌いだす どこかで聞いたような そうです 昭和の初めエノケンディックミネさんが変え歌で歌ったダイナでした。

ここまでお客さまサービスするプレーヤーは初めてでした。ステージが終わり トイレから顔をだし帰るお客さまに「どうもありがとう」と言いながら握手「まだ手を洗ってないけど」最後までおかしい お店を出て私の自転車を見て「すっげ〜真っ赤なベンツ」と叫び「またね〜」と言いながら帰っていかれた山本剛さん 「は〜い 又きま〜す 稲葉さんも早く寝てね」と自転車で帰宅

この日 実はジャズイズで10月仕事を頼まれたが 2〜3日待ってくれるという たぶんHAMAジャズという新聞に日程を載せるのだろう 集客に厳しい世の中 声をかけるのが下手な私 レギュラーで毎月出るのもくたびれる 横浜はよいどれ伯爵だけでいい 後はたまに自分の好きなメンバーで自由にやるか 来た仕事だけやれば 今日一日考えた 明日断ろう